【発達障害】緑の家のススメ【自閉症】

子供
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私は子供達が保育園の頃、毎年のように「緑の家」を利用していました。
「緑の家」とは、愛知県春日井市にある「愛知県心身障害者コロニー」の中にある一施設です。
障害のある子供と母親が、3泊4日の泊りがけでグループミーティングや集団療育などを受ける事ができる施設です。
コロニー内の病院での受診も、プログラムに含まれています。

私は、当時通っていた療育園でこの緑の家を紹介されて参加して以来、すっかりハマってしまって毎年利用していました。

何がそんなに良かったのか?
第一に、日常のわずらわしさ(家事や公園通いなど)から開放されて、子供とじっくり向き合う時間ができる。
これに尽きると思います。
次に、同じような境遇の母子が数グループ集まっているので、親しくなれたりします。
お互いの子供に対する悩みを打ち明けたり、共感したり。
そして施設内病院の児童精神科での診察や、発達検査もしてくれます。
基本的に母子分離なので、子供の世話から開放されるという点も、リフレッシュになって良いと思います。
それと、母子分離から戻って来た時の子供との再会。

こんな風に、子供達がお母さんの方に駆け寄って来てくれるのを受け止めて、ぎゅ~!っと抱きしめるのです。
これが結構感動するんですよ。

参加して変わった事
まず、私自身の意識が変わりました。
私はそれまで、とにかく自分さえ頑張れば長男の発達の為になる!と信じていました。
療育園に通うのも、児童精神科に通うのも、言語訓練に通うのも、児童相談所に行くのも!
全部自分が頑張って連れて行きさえすれば、長男の発達にも良いに違いない!
正直面倒くさいなぁ、と思う事も多々ありましたが、全部長男の為!
長男の為に私が頑張らなくては!
・・・そう思っていました。
それが、緑の家に参加して、夜に子供の寝顔を見ていた時に、なぜか唐突に気付いたのです。
一番頑張っているのは長男じゃないか!
どうして私は、自分が一番苦しくて、自分が一番頑張っているなんて思っていたんだろう。
とんだ自己満足じゃないか!
(長男にとっては)訳の分からない、知らない場所にあちこち連れ回されて!
意味の分からない事をやらされて!
不慣れな事や初めての事、初めての場所が大の苦手な自閉症の長男にとって、それがどれだけストレスになるか、それまで私は全く気付かなかったのです。
「なんて事だ・・・!」
子供の為の療育が、私の自己満足になってしまっていたんだ。
そう気付いたその夜、私は泣きました。
涙が出て来て止まりませんでした。
それ以来、少し長男に優しく接する事ができるようになったと思います。
あれが私にとって、気持ちの切り替えになった出来事でした。
初めて褒めてくれたのは、緑の家の職員の方だった
長男の障害が疑われて母子通園に通っていましたが、私の身内からは割と無神経な事を言われました。
あくまでも本人達は、私と長男の為に言っているのは分かっているのですが、やっぱり傷つくものです。
長男が外を歩くのを嫌がるのは、私がちゃんと公園などへ連れて行かないせいでは?とか(ちゃんと散歩等にも連れて出ていたのですが)、当時次男をおぶって療育園に通っていたため、1日中おんぶでは次男が可愛そうだから、保育園を探して次男を預けてはどうか、とか。
当時の私には、本当に自由時間なんてありませんでした。
次男の保育園探しなどする余裕もなかったのです。
毎日幼い2人の息子を連れて療育園に通い、帰ったらバタバタと昼寝をさせて、昼寝から起きたらお風呂、夕飯の支度、夕飯、寝かしつけ・・・。
今だったらとてもこなせません。
そんな生活を送っていた私に、初めて『お母さん頑張ってるよ!』と言ってくれたのは、緑の家の担当職員さんでした。
緑の家では、参加すると1母子に1人担当職員さんが付くのですが、最初に参加した時の職員さんの言葉、未だに一言一句忘れられません。
「(長男は)場面の切り替えが苦手で不安そうになりますが、それを乗り越えた時の笑顔が、とても豊かないい笑顔で、お母さんが愛情を持って子育てして来た事が良く分かります。療育園に通って頑張っているとの事ですが、これからも頑張って下さい!」
笑顔で力強く言ってくれた言葉に、どれだけ嬉しかったか!
今までここまで私の子育てを認めてくれた人は、残念な事に旦那や身内ではなく、赤の他人である、緑の家の職員さんだったのです。
余談ですが、上記の「おんぶしっぱなしでは次男が可愛そう」と言われた事をかかりつけの児童精神科の先生に相談した所、
先生「それでご家族の方は手助けをしてくれるんですか?次男君を預かってくれるとか・・・」
私「いえ、特にそういう訳ではないです」
先生「じゃあ口出さないで欲しいですよね~w」
と言われました。
とてもとても心が救われました。
私はそんなに次男に可愛そうな事を強いているのか、という気持ちになっていたものですから。
あれ、私結構身内にひどい事言われてた?w
あの頃の私と同じような境遇のあなたへ
 毎日家事と育児に追われて、余裕のないお母さんは多いと思います。
実際私もそうでした。
子供と向き合う時間が取れれば、何か気付ける事もあるかも知れません。
愛知県内にお住まいの方は、緑の家に参加してみるのも有効な手だと思います。
当時私は、緑の家から自宅に戻ると、即座に次回の予約を入れていました。
あまりに毎回予約を入れるので、(当時は児童相談所が予約窓口でした)児童相談所の方に
「緑の家って、そんなにいいんですか?」
と聞かれた事がありますw
参加した事のない人には分からない良さがあるんですよw

当時の緑の家の各居室は、こんな感じでした。

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