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【自閉症】選挙権【知的障害】

子供
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我が家の長男の大きな課題として、養護学校卒業後の進路(クリア済み)、親元を離れて暮らすためのグループホーム探し(体験中)、そして成年後見人制度(未着手)があります。
この成年後見人制度、利用すると選挙権を失う事になっていました。
それに対して障害者の親などから「障害者にも選挙権を!」という署名運動をやっている人を見たこともあります。

ここから先はあくまで私個人の気持ちです。
少なくともIQが27しかない長男に、選挙権が必要だと私は思いません。
選挙の意味も何も分からない長男が選挙権を持っていた所で、有効活用できないのは分かりきっているからです。
選挙も投票も何のために行われているのか、そもそも政治というものの存在すら分かっていない長男。
しかし多くの障害者の親は「選挙権=人権」と考える人が多いようなんですね。
もちろん、長男よりもっと程度の軽い障害の人なら、また話は別だと思います。
でも、選挙権と人権を紐付けるという発想が私には分かりません。
役に立てることができない選挙権を無理やり持つ事が、なぜ人権につながるのか。
いや理屈は分かりますけどね。
実質無意味だと思うんですよねぇ~(´・ω・)

なので、署名にも参加しませんでした。
少なくとも私は長男に選挙権が必要だとは思っていない。
そのはずだったんですが・・・。

先日の選挙の時ふと思い出して封筒を開けてみたのです。
果たして長男の投票用紙は入っているのか?
ちょっとドキドキしながら見たら、しっかり長男の分も入っていました。
それを見た瞬間、いつも「選挙権なんて必要ないじゃん?」と思っていた私なのに。
嬉しかったんですよね。
長男も一人前の人間だと認められた気がして。
実質一人前にはなり得ないのは分かっています。
それでも何だか嬉しかったんです。
何だよ自分、矛盾しまくりじゃん。
自分自身で呆れてしまうのですが・・・。

署名運動に参加していた人々の気持ちが、ちょっとだけ分かったような気がします。
まぁ、わざわざ意味の分かっていない長男を選挙に連れて行く気にまではなりませんが。

※2013年から、成年被後見人の方の選挙権は回復しているそうです

 

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