スポンサーリンク

【自閉症】無責任な言葉【知的障害】

子供
Pocket

自分の子供に発達の遅れを感じて、周りの人に相談した事のある人は多いと思います。
その時言われる事って大抵一緒なんですよね。
「大丈夫だよ、その内追いつくから!」
結果、大丈夫じゃなかった子供、どれだけいますかね?
ウチも大丈夫じゃなかった子供の1人でした。

自分の子供に障害があると分かった時から、こういう無責任な発言は口が裂けても言えなくなりました。
じゃあ何と言っていたか?
「心配なら一度専門医に診てもらうといいよ」
何ともなければそれで安心できるし、もし障害の可能性があるなら早くから対処できる。

大丈夫だと周りに言われて、それで自分を納得させてしまったお母さんいるんだろうなぁ。
自分の子供に障害があるなんて、誰だって思いたくないもんね。

長男が小さい頃にネットが今ほど発達していたら、どうだったんだろう。
きっとつま先歩きや流し目について検索しまくって、自閉症の意味を早くから知ることができていたんだろうな、と思います。
でもそれってショックだろうなー。
怖いだろうなー、と思うのです。
専門医に告げられるよりキツいのではないかと。

昔、新聞に保健婦さんに発達の遅れを指摘されて、すごく不安だった、というお母さんの投書が載っていました。
周りの人がみんな「大丈夫だよ。そのうち追いつくよ」とお母さんを励まして、
「無駄に不安を煽るような事を言わないでほしい」と保健婦さんへ苦言を呈している内容でした。
その時「大丈夫」って言った人は、発達障害の何を知っていたんでしょうか?
「大丈夫」の根拠は何?
周りの無責任な言葉を鵜呑みにして、子供の療育スタートが遅れたとして、
その時「大丈夫」って言った人たちは責任を取ってくれるの?
療育のスタートは早ければ早い方がいいのに。
その投書を読んで私は思わず筆を取りました。
『保健婦さんに指摘されても結果大丈夫だった子もいるでしょう。でも、そうでない子もいるんです。そういう子には、少しでも早く療育を受けさせてやるのが大事なんです。保健婦さんの指摘は、そういう意味では必要です。』
大体こんな内容を書いて新聞社に送りました。
そしてその投書は、新聞に載りました。
もう20年近く昔の事です。

スポンサーリンク

コメント